VUCA時代に外部人材を活用するにはどうすればいい?変化の激しいVUCA時代では、従来の「守り」の外注ではなく、新たな価値を生む「攻め」のプロ人材活用が重要です。成功のカギは「コラボレーション型」の組織づくりにあります。具体的には、外部プロ人材に対しては業務範囲や期待成果の要件を明確に定義し、内部社員にはプロジェクトマネジメントの役割を担わせることがポイントです。社内外の人材が知見を共有しながらスピード感を持ってプロジェクトを進められる体制を整えることで、外部環境の変化にも柔軟に対応できます。本記事でわかることVUCA時代に「攻め」の人材活用が必要な理由コラボレーション型組織のメリットプロ人材への要件定義のポイント内部社員に求められるマネジメント力企業の戦略実現に向け、プロ人材活用も「守り」から「攻め」へVUCA時代と呼ばれる今こそ脚光を浴びているのが外部のプロ人材の業務委託活用。従来は、業務委託活用と言えば派遣社員や下請事業者に対して、正社員の業務と切り分けて外注するようなスタイルが一般的でした。つまり、「雇用のバッファー」「コスト低減」というように、企業の戦略の中でも、通常業務を補うような「守り」の手段として活用されてきたのです。しかし、今後求められるのは「補う」ではなく、「新たな価値を生む」という目的での「攻め」の人材活用。VUCA時代は、先行きが不透明で前例のないことも多々あるため、過去の事例だけに頼って企業が生き抜くのは難しい時代です。企業のトップはもちろん、社員が答えを持っているとも限らないので、オープンイノベーションを起こしたり、新たなビジネスモデルを生み出したりするためには、社外の人との繋がりを通じて、素早く答えを模索していくことが重要になってきます。企業が戦略を実現していく上でには欠かせない専門的な知見や幅広い知識の獲得は、外部のプロ人材活用および連携がカギを握ります。VUCA時代に新たな価値を生む人材を育てるという意味でも、プロ人材を活用し、知識やノウハウを増やしていくことが重要なのです。プロ人材活用を成功に導く「コラボレーション型」組織のメリットでは、プロ人材を業務委託活用する上で押さえておくべきポイントは何かと言えば、まずは何よりも「組織」面です。旧来から多くの日本企業がとっていたような「トップダウン型」の組織ではなく、社内外問わず様々な人を巻き込む「コラボレーション型」の組織形態に整えることが重要になってきます。トップダウン型では、人材育成の方針次第では専門性の高い正社員を育成しやすく、社内にノウハウが蓄積されやすいというメリットが得られる可能性もありますが、先述の通り、VUCA時代では過去の事例やノウハウが必ずしもイノベーションに繋がる答えになるとは限らないので、このメリットが活かしづらくなってきています。また、意思決定に時間がかかるというデメリットが、外部環境の変化に対して迅速な対応が求められる時代では大きな痛手となってしまいがちです。一方、コラボレーション型では、必要なスキルを持った即戦力のプロを臨機応変に集めやすくなりますし、形態を問わず様々な人材の知見を共有し合いながら意思決定を行っていくという考え方のため、スピード感を持ってプロジェクトを進行できるというメリットがあります。プロ人材側の視点としても、企業や組織の枠に囚われることなく、プロジェクト内で自身の役割を果たすことに専念できる関わり方です。プロ人材活用にあたり、企業側が押さえておくべき2つのポイント!コラボレーション型のメリットについて触れましたが、社内外問わず様々なメンバーが参画するため、プロ人材活用の際には企業側がしっかり以下の点を押さえ、プロジェクトを推進する必要があります。外部のプロ人材に求めること:要件定義内部の雇用人材に求めること:プロジェクトマネジメント1つ目は、プロ人材に求める業務範囲や期待する成果などの要件を明確に決めておくことです。役割分担を明確化することで、プロジェクト内のメンバーは自らの責任と権限を理解し、スムーズに業務を進めることができます。また、プロ人材活用の効果の検証や評価もしやすくなる上、そこで得た知見を次に活かすことも可能です。2つ目は、内部社員には、プロジェクトの責任者として、品質・納期・コスト目標を達成するためのプロジェクトマネジメントが少なからず求められるということです。異なる役割の人材が集まりプロジェクトを成功に導くためには、問題の本質を見極めて解決までのアクションを実行できる問題解決能力や、プロジェクト内のメンバー間で円滑な意思疎通を図るコミュニケーションの配慮も必要になりますので、そのノウハウや人材形態への理解は最低限、社内で共通認識をつくれておくと良いでしょう。また、任せる業務への関心やノウハウが充分かも重要です。実際に業務を推進する中で、学ぶ意欲・貢献する意欲があるのかという意思を知るためにも、その業務に関する具体的な話ができるかという視点を持っておきましょう。まとめいかがでしたか?このような「VUCA時代」において、プロ人材の活用がますます普及していくことが予想される中、有効な活用法をいち早く取り入れていくためには、社内環境の整備や見直しも欠かせないということが見えてきたかと思います。マイナビProfessionalのご紹介「VUCA時代に対応できる組織をつくりたいが、外部人材の活用方法がわからない」「コラボレーション型の体制に移行したいが、社内だけでは進め方が見えない」——そんな課題を感じていませんか?マイナビProfessionalは、6万人超のプロ人材データベースから、組織変革や外部人材活用に精通したプロフェッショナルをご紹介するサービスです。経営戦略・事業開発・人事組織など幅広い領域で、要件定義の設計からプロジェクトマネジメント体制の構築、社内人材の育成まで、戦略立案と実行の両面で伴走支援します。マイナビ専任チームが「ハブ」となり、プロ人材との協働体制を構築。プロと共に進める過程でノウハウが社内に蓄積されるため、支援終了後も自走できる組織へと成長できます。また、最短3週間で協働を開始できるため、変化の激しい環境でもスピード感を持って動き出せます。課題が整理できていない段階でも構いません。まずは「攻め」の人材活用に関する支援事例や、貴社に合ったプロ人材についてお気軽にご相談ください。