内製化と外注、どちらを選ぶべき?内製化か外注かは、コスト・業務継続性・対象範囲の3つで判断します。内製化はコスト削減やノウハウ蓄積に有利ですが、人材採用・育成に時間がかかる点が課題です。一方、外注は即戦力を得やすい反面、柔軟性や情報管理にリスクがあります。どちらか一方ではなく、副業・フリーランスなど外部人材を活用する「第三の選択肢」も有効です。自社のコア業務かどうかを見極め、メリット・デメリットを比較して決めましょう。本記事でわかること内製化の定義と目的内製化の4つのメリットと3つのデメリット内製化か外注かを判断する3つの基準外部人材活用という第三の選択肢そもそも内製化とは?業務効率化とコスト削減という2つの観点「内製化」とは、従来は外部に委託・依頼していた(=外注)業務を、自社内で行なうように切り替えることを指します。また、新たに生まれた業務などを「外部に委託しない」こと自体を内製化と呼ぶケースもあります。内製化を検討する際、それによって解決すべき課題として主に挙げられるのは以下の2点です。課題1:業務効率化社内の状況を熟知した人材・体制が主要業務を担うことで、イレギュラーが発生した場合などでも対応しやすくため、結果的に業務効率化に繋がることが期待されます。また、社内で業務設計が完結しているため、煩雑な業務フローをよりシームレスに改善もしやすくなるでしょう。課題2:コスト削減社内リソースで対応するように切り替えることで、専門性を要する業務やイレギュラー業務を外注する際に発生していた追加費用などを削減できる場合が多いためです。柔軟さが魅力!内製化の4つのメリット先述の課題背景も踏まえた、内製化の基本メリットを簡潔に整理しておきましょう。メリット1:コスト削減既存業務を内製化する場合には、外部委託費用が不要になりますし、新規業務を内製化する場合にも別の部分に費用を充てられます。社内リソース分のコストが増える可能性がありますが、外部委託先で発生する利益分のコストは削減できると考えられます。メリット2:ノウハウの蓄積社内で業務が完結するため、課題が発生した場合も、社内で解決する必要があります。その結果、実務の中でわかる知識やノウハウが自然と社内に蓄積されるため、長期的に見て大きなメリットになると言えます。メリット3:スピーディーに対応可能なこと外部委託の場合は、イレギュラーな業務が発生した時に対応が遅れてしまうケースや、対応時間外に発生したトラブルに対応できないというケースもあります。内製化していれば、社内で連携を取りながら対応できるため、スピーディーな動きが可能となります。メリット4:機密情報や個人情報漏洩のリスクが低いこと外部委託する場合には、情報も委託先に共有する必要があります。委託先の情報管理に関してもリスクを負うことになるため、内製化することで情報漏洩のリスクが下げられるとも考えられます。スピード感と負荷が課題!内製化の3つのデメリットもちろん、内製化の実現にあたっては考えうるデメリットもあります。デメリット1:内製化に転換する際に運用コストが発生すること業務に必要なツールやサービスを導入するため、継続的にコストが発生することがあるので、初期投資がどのくらい必要かを確認しなければなりません。デメリット2:業務に対応するため人材を採用する必要があること業務量が増えたり、業務領域が広がったりするため、新たに人材を採用して、担当者をつける必要があります。採用活動を実施しなければならず、人材を見つけるまでに時間がかかってしまうケースがあるので注意が必要です。デメリット3:人材育成・研修が必要で時間がかかること人員が足りていたとしても、新しい業務に取り組むには研修を行ったり、知識を習得したりする時間が必要です。そのため、実際に業務が軌道に乗るまでに時間がかかったり、その期間の業務効率が下がってしまう場合もあります。採用に時間がかかる課題を解決する方法として、正社員不足を解消する人材活用法もご参照ください。先のようなメリットがある反面、デメリットとも言える実現ハードルも存在する「内製化」。プロジェクト体制を整えるにあたり、良い部分だけを取り入れられないかと考える方は多いと思います。以下でポイントと、既存の考え方とは少し異なるアプローチを解説します。内製化の判断基準を解説!良いとこ取りの外部人材活用も選択肢のひとつ?内製化か外注のどちらが自社の状況に適しているか、3つのポイントで確認してみましょう。判断ポイント1:コスト面外注費用と、内製化によって増加する人件費や設備投資額、人材育成コストを比較しながら検討しましょう。結果的にコストを削減したいという目的が叶うのかどうか、他のコストも踏まえて確認できた方が確実です。内製化によって社内リソースを増やしたり、設備を購入したり、研修などを行ったり、想定以上の費用がかかる場合もあるので注意しましょう。判断ポイント2:業務継続性想定する対象業務・プロジェクトが、短期的な業務なのか長期的な業務なのかを検討しましょう。短期的業務であれば、運用フローの整備までに時間をかけても、すぐに終了してしまうので労力の無駄になりかねません。そのため、業務がどのくらい継続するのか、運用フローを整える期間を入れても業務効率化に繋がるものなのかを確認しましょう。判断ポイント3:内製化の範囲どの部分まで内製化すればメリットが得られるかを検討しましょう。内製化する領域を明確にすることで、メリットが大きいのかデメリットが大きいのかを比較することができます。自社のコア業務と関わる部分なのかどうかも合わせて確認してみると良いでしょう。外部人材活用という第三の選択肢内製化を検討する中で、メリット・デメリット両方あり、悩む場合も少なくありません。そこで、内製化のメリットを残しつつ課題をカバーできる方法として、プロ人材の活用が挙げられます。プロ人材(=外部人材:副業やフリーランスなど)の活用は、外部企業への発注とは異なり柔軟な対応が可能です。内製化の課題のひとつとなる人材育成の面では、専門スキルを既に持っているプロ人材であれば即戦力として実務遂行が可能なのですぐに業務に取り掛かれます。また、プロ人材と協業する形のため、専門スキルを社内に取り込めるというメリットもあります。外部人材活用の基本的な流れやよくある疑問については、"Q&A" で見る外部人材のイロハで詳しく解説しています。プロ人材の活用の基本については、プロ人材活用ガイド&事例集でも紹介していますので合わせてチェックしてみてください。まとめいかがでしたか?内製化するか外注するかは、必ずしもどちらがいいとは言い切れないトピックなので、経営層・マネージャーにとってよくあるお悩みだと思います。今回ご紹介した3つの基準で比較検討すると同時に、場合によってはプロ人材を活用しながら業務効率化を測ってみてはいかがでしょうか。内製化に限らず、人材活用をより効果的に行うためのご提案も行っていますのでお気軽にご相談ください。マイナビProfessionalのご紹介「内製化を進めたいが、対応できる人材がいない」「採用に時間がかかり、プロジェクトが停滞している」——そんな課題を感じている方も多いのではないでしょうか。マイナビProfessionalは、業務設計・組織構築・プロジェクト推進など、内製化に必要な専門スキルを持つプロ人材と、最短3週間で協働を開始できるサービスです。6万人超のデータベースから、貴社の課題に最適な人材をご提案。さらに、マイナビ専任チームが伴走し、プロと協働する過程でノウハウを社内に蓄積できるため、支援終了後も自走できる組織づくりを実現します。「まずは情報収集から」という段階でも構いません。まずはサービス資料をご覧いただき、お気軽にご相談ください。