ストレングスファインダーはチームでどう活用すればいい?ストレングスファインダーは、診断を受けて終わりではなく、チーム全員の結果を共有・可視化することで真価を発揮します。具体的には、①全員の資質をプロットして共通点・相違点を把握、②資質の組み合わせによる相乗効果を検討、③得意・苦手業務を認識し合う、という3ステップで進めます。これにより、各メンバーの強みを活かした業務分担や、弱点を補い合う連携体制が構築でき、自律的に協働できるチームづくりにつながります。本記事では、ストレングスファインダー活用事例のひとつとして、私たちの運営チームで取り組んでみたリアルな声をお届けします。ストレングスファインダーに興味はあるもの、「実際どうなの?」と疑問に思っている方の参考になればと思います。※ストレングスファインダー実施時点の結果を参考としているため、一部、退職済みの事業部メンバー等が含まれる場合があります。本記事でわかることストレングスファインダーの基本と34資質の仕組みチームで実践する3ステップの具体的手順診断結果を業務設計に落とし込む方法相互理解が深まる4つのメリットストレングスファインダーの基本とメンバー紹介まずは、「ストレングスファインダー」の基本について改めて押さえておきましょう。ストレングスファインダーは、「強みの発見」、つまり個人の強みを発見・開発するためのツールです。強みになる可能性がある部分を見つけ、伸ばすためにも活用することができます。「資質」×「投資」(トレーニング)=「強み」強みを”一貫して成果を生み出す能力”と定義すると、強みは「資質」と「投資」の掛け合わせによって生まれます。ストレングスファインダーを活用すると、まず個人の持つ資質の強弱が明らかになります。診断テストの結果として、34種類に定義された資質の順位によって自分自身の特性を知ることができるのです。今回、ストレングスファインダーを活用したのは、スキイキ事業部の運営メンバーのうち4人。事業責任者の光川、事業部長の石井、カスタマーサクセスの金子と城田です。それぞれ、マイナビに入社した経緯も異なりますし、スキイキの事業部に参画するまでのバッググラウンド、特性なども同じではありません。光川は、0→1を楽しんで取り組み、信念を持って挑戦を重ね続けるのが印象的なタイプ。「採用の本質は企業の課題を解決すること」スキイキがスタートするきっかけを作った事業責任者・光川の想いhttps://business.mynavi-suki-iki.jp/magazine/magazine_013石井は、失敗しても次につなげ、様々な経験を活かして周囲の人に寄り添っていくタイプ。「外部人材活用が当たり前の選択肢になるために」自身の経験から事業担当者のお悩みに寄り添う石井の想いhttps://business.mynavi-suki-iki.jp/magazine/magazine_019他、カスタマーサクセスは、金子は物事をコツコツ丁寧に取り組み信頼を得ながら継続するタイプで、城田は小さなことにも耳を傾け、同じ目線で伴走し、新しいことも取り入れていくタイプ。このようにそれぞれ異なる4人が同じチームで、スキイキをより多くの方に届けられるように日々動いているわけですが、さらなる成長に向けて、ストレングスファインダーを活用して成長が加速するのではないかと考えました。それぞれの強みはどのような点だったのか、実務に活用できるポイントはあったのか、見ていきましょう!実践の手順は?取り組み結果とその後の工夫を大公開!まずは今回用いた、ストレングスファインダーツールの雄『クリフトンストレングス』の基本的な概要を押さえておきましょう。診断テストの方式は、約1時間で、177の質問に回答するもの。2つの記述に対し自分に最もあてはまるものを選ぶ形式です。テスト結果としては、思考力・人間関係・影響力・実行力の4つの分類・合計34の資質の中から、それぞれ該当するものの順位が明らかになります。実際に、スキイキチームのテスト結果はこちらです。資質の上位5位を見比べると、それぞれ異なる特徴があることがわかります。ストレングスファインダーは自分自身の資質を知って終わりではなく、ここから自身の普段の業務に取り入れていくことが重要です。チームで取り組むことで、チームの最大の強みがどこにあるのかを見つけることもできるのです。ステップ1:チーム全員の結果をプロットする自身の結果はもちろん、他者の資質順位も共有し合いプロットしていきます。チームメンバーそれぞれの資質を知り、共通点や相違点を可視化しましょう。ステップ2:各資質の組み合わせによる相乗効果を考えてみる以下のワークシートの例にあるように、チームメンバーの資質が組み合わさることで、今まで気付かなかった可能性を見つけられるか洗い出してみると良いでしょう。ステップ3:それぞれの得意業務と苦手業務について認識し合うメンバーそれぞれが感じている業務に対する考え方を知ると同時に、自分ととの似ていることや異なることもをすり合わせていきます。そうすることで、得意なことをお願いしたり、逆に苦手な部分をサポートし合うなど、すぐに実行に移しやすい具体的な連携が見えてくるでしょう。ここまでの3つのステップにより、チームメンバーの資質を適切に認識し合い、また理解を深めていくことで、これまでより有意義な業務設計をイメージしやすくなると思います。組織づくりの観点で言えば、「チーム単位で豊富な資質は何か?」「チームの弱点はどこか?」「チームでの思考の偏りがあるのか?」など、チームの状況やポテンシャルを可視化・把握できるでしょう。また、体制面の観点で見れば、相乗効果を意識した人材配置や業務分担につながりますし、新たな業務が発生した際に誰が適任かを見定める材料としてもすぐに活用しやすいでしょう。その他、コミュニケーションの観点でも、個々の相互理解につながるだけでなく、メンバーそれぞれの得意・不得意に応じて配慮しながら業務の連携に反映しやすいというメリットがあるでしょう。このように、ストレングスファインダーは診断テストを受けて終わりではなく、結果の分析をすること、チームメンバーの結果を理解しながら、それぞれの考えを共有し、実務に活かすことが重要だと考えられます。実際にやってみて感じた生の声!自律共創型のチームづくりや業務設計に役立つ?私たちスキイキチームで、ストレングスファインダーの診断テストを実施したタイミングでは、またお互いのパーソナリティをわかりきれていない状況でした。そのため、メンバーそれぞれへの理解が深まるきっかけになり、業務にプラスに働いたと思えることがいくつかあります。個々が自己理解をすることになり、個人としての目標達成のために有効なのはもちろんですが、それだけではありません。ここでは、ストレングスファインダーを実際に体験してわかる4つのメリットをご紹介します。メリット1:業務設計・整理が明確にでき、担務を最適化しやすくなった「自分の特性部分は存分に発揮しつつ、他の要素は任せてしまって良いかなと思えた」という声がありました。それぞれのあった担務を最適化することができ、業務効率をアップすることにもつながるように感じています。メリット2:単なる自己分析ではなく、可視化された資質を個々の業務に具体的に落とし込めた「性格だと思っていたことが、ビジネス上の強みになりうると気づけた」というように、性格診断とは異なり、能力という伸ばせるものとして可視化されるので、実際の業務で具体的に何をすべきかが見えやすくなることがうかがえます。メリット3:個々のキャリアや社内経歴だけではない相互理解につながった特に、プロジェクトチームの構築初期などに実施できると、相互理解が深まりスタートダッシュをしやすい傾向にあります。チーム構築の過程では、相手のバックグラウンドを知らないために、考えがぶつかったり、認識のすり合わせがうまく行かない場合もあります。そのような壁を乗り越えずとも、メンバーへの理解を深めて、配慮できるきっかけとしてもメリットは大きいでしょう。メリット4:個々のキャリアや社内経歴だけではない相互理解につながった「メンバーの意外な一面を感じることが多かった」という感想があったことからもうかがえますが、メンバーそれぞれに対する関わりを変える機会にもなるでしょう。どこまで踏み込んで聞くか、具体的にどのように話すと意見を引き出せるか、などをそれぞれが能動的に考えるようにもなっています。誰かひとりのアイデアだけでは事業の成功が難しい今、各自が自律的に動き協働しやすい状態を作ることは、チームにとってプラスに働くと考えられます。ビジネス環境の変化に対応できるチームづくりをさらに深掘りしたい方は、レジリエンスが求められる理由もあわせてご覧ください。最初に掲載した4名それぞれの結果も照らし合わせて考えてみると、「戦略性」や「未来志向」が特徴的な光川は、目的に向かうための複数の選択肢を想定することに長けています。いかなる課題に直面しようとも、適切なパターンと問題点を予測し、チームに落とし込むことができます。「社交性」や「最上志向」が特徴的な石井は、初めての人や会社と出会っても、互いに理解し合い親しくなること、またそうした関係をいかに有効に活かすかを突き詰めていくのが得意。「包含」や「個別化」が特徴的な金子は、どんな相手でも率直に受け入れ、その特性を尊重することができます。「分析思考」にも富んでいますので、そうした他者へ最適な提案を考えるのもお手のもの。カスタマーサクセスとして高い評価をいただいているのも頷けます。「コミュニケーション」や「ポジティブ」が特徴的な城田は、どんな課題や状況に対しても、前向きで未来的な思いを、自分の考えとして素直に言語化し伝えられる稀有な存在です。光川が目的への道のりを示し舵を切り、それと同時に石井がステークホルダーを巻き込みながら実現に向けた戦術を形づくり、金子や城田が日々多くの企業さまと向き合いながらアイデアを形にしていく。この4人だけでもこうした資質の相乗効果が浮かぶように、どんなチームでもさらに多くの強みや組み合わせが見えてきたり、逆にチームとしての課題を浮き彫りにすることもできるのではないでしょうか。一度決めた方針や計画も、状況に応じ柔軟に変更していく必要がある。業務設計やフローも、スピーディーに切り替え反映させていかないと結果につながらない。事業に必要なノウハウは高度化していくので、それを素早く取り入れるためにも、トップダウンの固定的マネジメントのみではなく、多種多様な経験やバックグラウンドを持ち専門性の高い人員を確保し活かさないといけない。多くのビジネスで市場ニーズも多様化を極める今、組織に求められているのは、こうした変動的なビジネス環境に応じて最適な価値を形にし続けられるようにすること、そしてそのために関わる人材それぞれが自律的に判断し行動できるような仕組みです。各自が最も活かせる強みをチーム単位で把握し、目標達成のために連携・協力し合えるような “自律共創型組織” を実現することがビジネス成長のカギを握っているとも考えられます。ストレングスファインダーは人材特性を可視化すると同時に、業務整理のきっかけにもなるため、従来型から自律的・共創型の組織への移行を目指す際の材料にもなるでしょう。外部環境の予測が立たなくなり、マネジメントに悩んでいる方は、ぜひ活用を視野に入れてみてはいかがでしょうか。組織設計の観点から業務分担を見直したい場合は、適切な組織設計のポイントをご覧ください。まとめいかがでしたか?今回はストレングスファインダー活用事例のひとつとして、スキイキチームで実際に取り組んでみた結果をご紹介しました。実際にどのように活用すれば良いかわからないと思っている方、あるいはチーム作り、業務分担に悩んでいる方の参考になれば幸いです。人材活用の悩みや、事業課題の相談など、スキイキでは常にベストなサポートができるよう取り組んでいますので、お気軽に問い合わせてみてくださいね。チーム強化の推進に、プロ人材という選択肢ストレングスファインダーを活用した自律共創型のチームづくりを実現するには、診断結果の分析から業務設計への落とし込み、そしてメンバー間の相互理解を促進するファシリテーションが必要です。しかし、「組織開発の経験を持つ人材が社内にいない」「日々の業務に追われ、チームビルディングに専念できる担当者を置く余裕がない」という企業も少なくありません。そこで有効なのが、組織開発やチームマネジメントに精通したプロ人材の活用です。ストレングスファインダーの結果分析から、資質を活かした業務分担の設計、チーム内コミュニケーションの改善まで、客観的な視点で課題を発見し、具体的な改善策を提案・実行できます。また、社内人材の育成やノウハウの内製化を伴走支援することで、支援終了後も自走できる組織づくりを目指せます。まずは週1回の壁打ち相手として、あるいは3ヶ月の短期プロジェクトから、スモールスタートで始めることも可能です。マイナビProfessionalのご紹介「チームメンバーの強みを活かした業務設計がしたい」「自律共創型の組織へ移行したいが、進め方がわからない」——そんな組織づくりの課題を感じている方も多いのではないでしょうか。マイナビProfessionalは、組織開発・人事領域に精通したプロ人材が、チームの資質分析から業務設計の最適化、相互理解を深めるワークショップの設計・実施まで、一気通貫で支援します。6万人超のプロ人材データベースから、貴社の課題にフィットする最適な人材を選定。さらに、マイナビ専任チームが伴走することで、プロの知見を社内ノウハウとして蓄積し、支援終了後も自走できる組織への成長を促します。「まずはチームの現状を客観的に見てほしい」という段階でも構いません。まずはサービス資料をご覧いただき、お気軽にご相談ください。